イナミのつぶやき

技術科=手から学ぶ

学び方にはいろいろな方法があると思いますが、この教科だからこそ出来ることです

技術科=楽しい時間

頭からではなく手からです。技術科はやっぱり楽しいが一番です

技術科=人間力

五感そしてそれ以上の感を認識させ、さらにその能力を伸ばすことが大切です

ロボットとの共存共栄の時代が始まろうとしています。

私たち人間が持っている能力を意識し認識させる教育が急務です。

子どもが心配

「手と頭がつながる教育」
「子どもは人材ではない、人間である」

[大切なことがここにあります]

そしてAIの時代に必要なこととは

[この椅子の名は「50年椅子」]

このネーミングは、今も作り続けている先生が付けられました。
「50年使える椅子を今から作るぞ!」と言って作業を開始するそうです。
毎年100人以上の生徒が完成させて持ち帰ります。
大変な指導だと思います。

[見て見て!凄くない!]

以前たまたま知り合いの方が経営されている雑貨店へ行った際椅子が入り口に置いてあり
どこかで見た事があるなと思った瞬間、「これ私の息子が学校で作って来たんよ!」と
めちゃくちゃ嬉しそうに自慢げに話かけられました。
「見て見て!凄くない!来られるお客さんがこれ欲しい、おいくら!と言われるんよ!」
「そういえば井波さんも教材学校に納めとったんなかったけ!」
私思わずニヤリ!「そうです、この教材私が納めたんです」と恐らく、ドヤ顔で!
「え!凄い!」
そこでもう一言「凄いのは指導した先生です!私では有りません」
「ホントやねうちの息子でさえこんな凄いもん作って来たんやしね!この先生凄いわ!」
もう「凄いわ」の連発でした!

[理屈は要らない!]

これだけのものづくりができたらもう理屈は要らないのではないでしょうか
やはりせめて技術科ぐらいこの大切なことを続けて行って欲しいと切に願います。

これからAIの時代にもっとも求められていることは、ここにあります。

ひと昔 

[パソコンなんか要らない]
最初に情報教育が入って来た時から「プログラミングだ!制御だ!」と仰っていた先生がおいでました。
4ビットマイコンを持たせタミヤのダンプカーにその4ビットマイコンを載せ走らせました。
もちろん、4ビットマイコンは半田付けして製作、ダンプカーも生徒が組み立てます。
「自分で作ってこそ技術科だろう!」
あの当時3年生だけでも300人以上在籍していた学校での出来事でした。
あのタミヤのダンプカーの荷台に4ビットマイコンを乗せた教材がズラリと並びます。
圧巻です!写真撮っておけば良かった!
後日凄い量の藁半紙を私に手渡し見せてくれました。
そこには、数字やアルファベットが!
「何ですかこれ!」と問うと
「プログラムさせているんだ!」
「この菱形や四角や矢印は?」とまた問うと
「フローチャートだ!」
「しかしたくさん書いてありますね」
「そうだろう!子供らちょっと説明するだけでどんどん書いてくるんや!」
「イナミもやってみるか」
「いっす!」
あの時勉強しておけば、もしかして教材屋辞めてプログラマーになって億ションに住んでいたかも!
[時間あったら俺の授業見て行け!]
あの授業指導されるのは、本当に大変だったろうと思われますが、先生も生徒も本当に楽しそうでしたし、必死になって取り組んでいる子も一杯いました。なんせ提出する藁半紙にビッシリ書いてあったのを思い出します。この先生は、よく私に「時間あったら俺の授業見て行け!」と言っていろんな事を教えて下さいました。
ありがとうございました。